高性能N
パフォーマンスへの情熱と技術の結晶、Hyundai N。
「N」が意味するものは?
「N」は高性能モデルで構成されたHyundaiの公式名称です。
「N」はNブランドの発祥地であり、HyundaiのグローバルR&Dセンターがある「ナムヤン(南陽)」と、Nモデルの走行性能を評価する技術研究所があるドイツのニュルブルクリンク(Nürburgring)の頭文字をとったものです。「N」のロゴは、道路やサーキットのS字カーブ走行路をモチーフにしています。
Nの3つのDNA
すべてのNモデルは、ドライビングの楽しさを念頭に置いて設計されています。 ドライビングを楽しむための3つのDNAをご紹介します。
一つ目のDNAは「Corner Rascal:コーナー走行能力」です。
ドライブを楽しむドライバーなら誰でも、ダイナミックかつ安全なコーナリングを楽しむことができるはずです。
二つ目のDNAは「Everyday Sportscar:日常のスポーツカー」です。
Nモデルは、高性能車愛好家と日常のドライビングを楽しむ人たち、すべての方のための車です。出力にこだわるだけでなく、様々な走行環境に素早く対応できる必要があります。
最後のDNAは「Racetrack Capability:サーキット走行能力」です。
Nモデルは、サーキットに最適な優れたパフォーマンスを備えているだけでなく、すでに車両自体でサーキット走行の準備が整っており、追加で補強や改造をする必要がないのが特徴です。
Nモデルが開発されるまでの道のり
モータースポーツ分野で活躍し、世界中で培ったデータを「Rolling Lab」と呼ばれる「動く」研究所で常に磨き、ナムヤン(南陽)研究所やニュルンブルクリンクでの厳格なテストを経ることにより、どんな道でも走れる優れた性能のNモデルを誕生させています。
Motorsport
高性能Nモデルの基礎となる技術は、世界ラリー選手権(WRC)やツーリングカーレース(TCR)などのモータースポーツ競技で培った経験をもとに作られています。
2019年、国際モータースポーツ大会の中で最も厳しいWRCにおいてHyundaiは初タイトルを獲得し、2022年、12年ぶりに日本で行われた WRC ラリージャパン2022ではHyundaiの2つのチームが1位、2位を獲得しました。最近開催された WRCラリージャパン2023 でも過酷な条件下でも良いパフォーマンスを見せました。
Rolling Lab
「動く」研究所と呼ばれるRolling
Labは、モータースポーツからインスパイアされた高性能技術を量産モデルに反映するに先だち、研究の開発と検証を担当する場所です。
N Vision 74、RN22eなどのRolling
Labは、Hyundaiの技術面でのポテンシャルを示し、レーシングカーとNモデルの架け橋となっています。
N Models
車の主な目的は目的地までしっかり移動し、到着することです。しかしNの高性能車は、ドライビングの道のりをより楽しくすることを目的として誕生した車です。
ドライブを楽しむ人々のために作られたNモデルは、忘れられないドライビングの楽しさを体験できるように設計されており、パワフルなエンジンとコーナリング能力、優れた加速力で、道路上で感じられる無限の楽しさを提供します。
トラックで鍛えられた高性能電気自動車、IONIQ 5 N
電気自動車のパラダイムを揺るがす新しい存在になりうる、IONIQ 5 Nは、Hyundaiの革新的な電気自動車技術が詰まったプラットフォーム、E-GMPをベースにモータースポーツでの経験とノウハウを盛り込んだ、Nブランドで初めて披露する高性能電動化モデルです。
「IONIQ 5
N」は、84kWh容量の高出力バッテリーと前後の電気モーターが組み合わさって最高出力448kW、最大トルク740Nmを発揮します。10秒間、より高い出力を実現するN
Grin
Boost:Nグリン・ブースト*を活用すると、最高出力は478kW、最大トルクは770Nmまで上昇し、0-100km/h加速はわずか3.4秒、最高速度は260km/hに達します。
* ブーストモードは最大10秒間使用可能
IONIQ 5 Nの魅力は、出力の強化だけではありません。コーナリング性能向上のための軽量化にも取り組み、Nブランドの3つのDNAを電気自動車に合わせて最適化した高性能の電気自動車技術も盛り込んでいます。
ドライバーが自ら駆動方式を変更できるN Torque Distribution:N トルクディストリビューション、コーナリング時に前後の駆動力を制御してドリフト走行をサポートするN Drift Optimizer:N ドリフトオプティマイザー、回生ブレーキの強度をより積極的に制御することでコーナー脱出をサポートするN Pedal Mode:N ペダルモードがまさにその技術です。