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世界シェア3位の自動車メーカー

Hyundai Motor Groupのグローバル代表車種が集まっている様子  -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
Brand News

米国CNBCが公開した「Hyundai Motor Group世界3位達成の秘訣」

最近、権威ある米国の経済専門放送局CNBCが、Hyundai Motor Groupの高い成長基調を分析しました。15分の映像を通してCNBCが注目したHyundai Motor Groupの成長の秘訣を紹介します。

Hyundai Motor Groupのグローバル代表車種が集まっている様子  -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
最近、権威のある米国の経済専門放送局CNBCが、Hyundai Motor Groupの持続的な成長の背景に注目し、集中的に分析しました。 CNBCは2月26日、チャンネル登録者数336万人のYouTubeチャンネルに「Hyundai Motor Groupが世界3位の完成車メーカーになった秘訣とは?(How Hyundai Became The Third Largest Automaker In The World)」というタイトルの映像を公開しました。この映像は、公開から3日間で再生回数 65万回を突破するなど大きく注目されています。Hyundai Motor Groupに対する米国視聴者の関心度の高さがうかがえます。
Hyundaiの青い未来、未来図を暗示する様子  -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
CNBCは全4章で (強力なライバル、苦難の過去、革新的な変化、未来への展望と挑戦)構成された15分22秒の映像 でHyundai Motor Groupを深く分析し、急成長を遂げた背景を詳しく紹介しています。特に、「Hyundaiの電気自動車は、EV市場でテスラを始めとする先頭企業との格差をどんどん縮めている。 ロボティクス、自動運転、 アドバンスド・エア・モビリティ など、他のライバル企業があきらめている分野にも投資を続けている。」と紹介し、Hyundai Motor Groupの幅広い未来戦略をポジティブに語りました。

映像のはじめには、米国スタンフォード大学のウィリアム・バーネット(William Barnett)教授がHyundai Motor Groupの急成長について次のように説明します。「アメリカに初めて進出した頃のHyundai Motor Groupを覚えている人にとって、今のHyundai Motor Groupは驚くべきレベルだ。」2023年に世界3位の完成車メーカーとなったHyundai Motor Groupの成長要因とCNBCが注目したHyundai Motor Groupの成功の秘訣について、各章で紹介していきます。

*CNBC動画リンク
第一章:強力なライバル(A Formidable Competitor)
2023年 Hyundai Motor Groupの米国での販売量及び販売順位を表す図  -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
2023年 Hyundai Motor Groupの米国での販売量及び販売順位を表す図  -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
CNBCが公開した映像の第一章では、最近米国で活躍するHyundai Motor Groupの成果について紹介します。Hyundai Motor Groupは昨年、米国で2022年比12.1%増の165万2,821台を販売し、米国進出以来最多の販売を達成しました。これが追い風となり、Hyundai Motor Groupは米国現地ブランドで構成されているステランティスを抜いて、GM、トヨタ、フォードに続き米国自動車業界販売量4位になる快挙を遂げました。

また、今年1月には、 GM、トヨタ、フォードを超える電気自動車の販売量を記録しました。今年からは米国連邦政府のインフレ抑制法(IRA)により、Hyundai Motor Groupの電気自動車が税制の恩恵をまともに受けられない状況下でこのような成果を上げたため、さらに注目されています。
Hyundaiアイオニック5N(IONIQ5N)が雪道を走行している様子  -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
CNBCはHyundai Motor Groupの電気自動車が躍進できた背景に、電気自動車専用プラットフォームE-GMPの優秀な技術力があったと分析します。E-GMPは、モジュール型設計を基盤に多様な車種を取り扱える 拡張性で、Hyundai Motor Groupの様々な電気自動車に幅広く適用されており、充電の利便性を高める400V/800Vマルチ急速充電システム及び車両の外部で電力を活用できるV2Lなど多くの革新技術が搭載されています。最近では、北極からの寒波の影響を受け米国のいたるところでー30℃以下に気温が下がり多くの電気自動車で放電が発生しました。そのような中で、革新的なバッテリー昇温技術を適用したHyundai Motor Groupの電気自動車は通常通りに走行や充電ができ、脚光を浴びました。
CNBCの映像には自動車業界の様々な専門家が登場し、Hyundai Motor Group電気自動車の優秀な技術力を裏付けるコメントを残しました。ガイドハウス・インサイト(Guidehouse Insights)所属のアナリスト、サム・アブエルサミド(Sam Abuelsamid)は、「Hyundai Motor Groupの電気自動車はもっとも先導的なモデルと認識されており、E-GMP基盤の電気自動車と発売予定のモデルも市場で競争力が認められている。」と述べました。

自動車専門の市場調査企業オートパシフィック(Autopacific)の首席アナリスト、エド・キム(Ed Kim)は、E-GMP基盤の代表モデルとしてHyundaiのIONIQ 5を挙げ、次のように説明しました。「一般消費者の基準で、IONIQ 5はトヨタからの競争モデルより優秀な製品だと認識されている。」
第2章:苦難の過去(A Bleaker Past)
Hyundaiが米国市場に初進出した時、発売したエクセル(Excel)の様子  -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
第2章では、米国市場に挑戦したHyundai Motor Groupの初期の足跡を振り返ります。物語は1986年、Hyundaiが米国に初めて披露したエクセル(Excel)まで遡ります。エクセルは、Hyundai初の独自開発モデルであるポニー(Pony)の後続モデルで、ポニーをデザインしたジョルジェット・ジウジアーロがもう一度デザインを担当し、モダンなデザインを実現した前輪駆動軽自動車 でした。CNBCは当時の日本の車ブランドが米国で構築していたアジアブランドの信頼、優れたコストパフォーマンスなどを足掛かりとして、エクセルが米国市場での定着に成功したと評価しました。エクセルは、米国市場進出後7か月で販売量10万台を突破し、一年間で計16万8,882台が販売され、Hyundaiの成長を牽引しました。
Hyundaiが米国市場に初進出した時、発売したエクセル(Excel)の様子  -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
米国に進出してから約10年が経った1998年には、Hyundaiの車は日本のブランドほどの品質は備えていないと評価され、伸び悩んでいた時期もありました。しかし、CNBCは、Hyundaiが品質を高めるために最高経営陣から現役の生産職まで品質改善に集中するなど、多くの努力を注いだと語っています。当時、Hyundai Motor Groupを率いていた鄭夢九(チョン・モング)名誉会長は、トヨタ、ホンダなど日本のブランドをベンチマーキングする「ファストフォロワー(Fast Follower)」戦略を強調しました。
第3章:革新的な変化(Transformation)
Hyundai工場でエンブレムを磨いている様子  -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
CNBCが公開した映像の第3章では、Hyundai Motor Groupがファストフォロワー戦略をどのように実践したのかを詳しく紹介しています。当時のHyundaiは品質改善のために工場自動化システムを構築し、品質の欠陥内容を一つ一つ整理して改善するなど努力を続けました。その結果、2000年代には日本や米国のブランドと同じレベルの品質に到達しました。

なお、米国自動車市場では初めてパワートレイン10年/10万マイル保証プログラムを導入し、業界を驚かしました。品質に自信がないと実行が難しい大胆な選択でした。これは品質を高めたHyundai Motor Groupが顧客の信頼を取り戻すための大胆な取り組みであり、向上した品質に対する自信の表れでもありました。その結果、米国の顧客からHyundai Motor Groupの品質が再び高い評価を得ることとなりました。
Hyundai 牙山工場でアイオニック6(IONIQ6)が生産されている様子  -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
ペンシルベニア大学ウォートンMBAスクールのジョン・ポール・マクダフル(John Paul MacDuffle)教授は、当時のHyundai Motor Groupの品質改善戦略についてこのように述べました。「Hyundai Motor Groupは品質検査のために組み立てラインの先に自動化工程を設計し、車両検査を進めるなど、品質欠陥の改善分野で続けて良い成果を出した。」。

延世大学経営学部のイ・ムウォン教授はCNBCのに出演し、「2000年代初のHyundai Motor Groupの品質レベルは、米国のビッグ3や日本の自動車メーカーに近いレベルまで上がってきた 。」と話し、当時のHyundai Motor Groupの品質改善のための取り組みがどのぐらいだったかを証言しました。

オートパシフィックの首席アナリスト、エド・キムの説明も、当時Hyundai Motor Groupの品質戦略がいかに大胆だったかをよく表しています。「10年/10万マイルという前例のない強力な保証プログラムは、当時大きな話題となった。品質に対するHyundaiの本気が米国の消費者にしっかり伝わり、安い車を作るメーカーという認識を払拭した。」
第4章:未来への展望と挑戦(Challenges and Future)
Hyundai インフォテインメントシステムのソフトウェア無線アップデートを説明している様子   -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
最後の第4章では、Hyundai Motor Groupが最近直面している課題とこれをどう解決しているのかを紹介します。また、より良い未来を迎えるためにどのような準備をしているのかも深く分析します。 CNBCが分析したHyundai Motor Groupの最近の課題は、米国で数百万台の車を対象に行った 大規模リコール、SNS上で話題になり拡散した車両盗難犯罪でした。また、プレミアムブランドで新たな挑戦を始めた初期のGenesisは、セダン中心のモデルラインナップが要因となり苦戦を強いられたと話しています。
CNBCは、Hyundai Motor Groupの迅速な対処に注目しました。Hyundai Motor Groupは数億ドルを投資し、エンジンソフトウェアのアップデートを行い品質を改善しました。代理店を訪れた消費者を対象に車両盗難防止ソフトウェアを適用しただけでなく、空間と人材を確保し車両盗難に積極的な対応をするなどの取り組みで、顧客からの信頼を回復しました。そのため、現在は米国全域でHyundai Motor Groupの車両盗難犯罪は急速に減少しています。Genesisも電気自動車とSUVのラインナップを拡充し、米国での成長に弾みを付けました。
Hyundaiの水素燃料電池技術が適用されたネッソ(NEXO), エクシエントピュアセル、Nビジョン74(XCIENT Fuel Cell, N vision 74)コンセプトの様子   -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
Hyundai Motor Groupは未来のための準備も続けています。CNBCが注目した分野の一つは、水素燃料電池技術です。 NEXO、XCIENT Fuel Cell、N Vision 74 コンセプトカーなど、乗用車から商用車、高性能車に至るまで、Hyundai Motor Groupは水素燃料電池技術の開発を続けている唯一の自動車メーカーです。世界最大のテクノロジー見本市であるCES2024では、水素の生産から保存、輸送、活用までの全過程でHyundai Motor Group系列会社の技術力を動員し、水素エネルギーのエコシステムを構築する水素バリューチェーンソリューションHTWO Gridを公開しました。

それだけでなくCNBCは、Hyundai Motor Groupが自動運転スタートアップ企業Aptivと協力して設立したMotionalを通じて自動運転技術を開発しており、世界最大の流通企業であるアマゾンとの協力でオンライン車両販売に乗り出すなど、挑戦と革新を続けていると評価しました。高度に自動化された設計とCell基盤の生産システムを構築したHyundai Motor Group・シンガポール・グローバル革新センター(HMGICS)では、様々な革新が起きていると評価しました。 このように「変化に素早く適応するHyundai Motor Groupは、自動車業界のリーダーとして市場を開拓している。」とも評価しています。
Hyundai Motor Group シンガポールグローバル革新センターでアイオニック5(IONIQ5)が生産されている様子   -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
これに関するイ・ムウォン教授の意見も目を引きます。「一部では、水素事業やHMGICSのCell生産方式などHyundai Motor Groupが展開する事業が、あまりにも進歩した技術を取り入れているため、不確実性が高いと評価した。しかし、Hyundai Motor Groupはテスラ、トヨタ、米国ブランドなど他社をまねることは決してない。現在の業界は過去と異なり、完全な主導権を握っているものがいないからだ。」
Hyundai Motor Groupが2023年全世界の完成車販売量3位を達成したことを表す図   -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
CNBCが深層分析したように、Hyundai Motor Groupは数年にかけて品質向上に力を注ぎ、顧客の意見を取り入れて商品性を向上させるなど、努力を惜しみませんでした。その結果、2022年世界3位の完成車グループとして初めて躍り出たHyundai Motor Groupは2年連続で3位を達成できました。昨年にはHyundai、KIA、Genesisブランドの合計で約730万4,000台を販売し、トヨタグループ(約1,123万3,000台)、フォルクスワーゲングループ(約924万台)に次いでグローバルビッグ3に仲間入りしました。4位のルノー・日産・三菱自動車アライアンス(約639万9,000台)とは格差を広げています。
米国経済専門放送社CNBCがHyundai Motor Groupの最近活躍を分析したユーチューブ映像に付けられた視聴者コメントの中で人気コメントを集めた表   -  ヒョンデモビリティジャパン ブランドストーリー
2月26日に公開されたCNBCのHyundai Motor Group分析映像は、29日現在、約65万回の再生回数を記録し 、視聴者のコメントは約1,400件に達しています。コメントのうち視聴者の間でもっとも共感された内容を見ると、米国の消費者が最近Hyundai Motor Groupをどのように評価しているのかが推測できます。

主なコメントは、「彼らはすぐにやり方を変え、品質も改善しました。その点を尊敬しています。」「Hyundai Motor Groupは長い道のりを歩んできました。韓国人は決してあきらめません。」「過去13年間Hyundaiの車を所有し、驚くべき成長を経験しました。人が何を望んでいるかを知り、その価値に見合う機能を搭載しているメーカーの一つです。」「Hyundaiの一番のメリットは、ライバル企業の車より運転経験が簡単で機能が多いということです。」「彼らは伝統的なやり方で成功しました。彼らにはそれを手に入れる資格があります。」「Hyundaiの成功には、大胆または新たな技術・革新を試みる努力が大きく貢献したと思います。」などでした。

現状を受け入れ課題を把握しすぐに改善しようとする姿勢、グループの全メンバーが一丸となって前に進む団結力、新たなチャンスを見つけ挑戦しようとする情熱。Hyundai Motor Groupが以前から育くんできた力を維持し、未来へ進もうとする意志が消えない限り、CNBCが注目したように、その躍進は続くはずです。

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